つまようじ王子、ついに逮捕。これは世間が犯罪をあおっているのでは?

通称「つまようじ王子」の19歳少年がついに逮捕されました。犯罪的には対して重くはないのでしょうが、動画投稿サイトを利用し、万引きや異物混入、逃走模様などを都度、投稿して世間を騒がせました。

利用された投稿サイト「YouTube」ですが、このつまようじ男関連の動画が合計数十万回も再生されるなど、世間の関心が高い事件だったようです。連日テレビでも時間を長く取り報道されていました。万引きを100万回して、100回投稿するとか、警察を馬鹿にしたような投稿をしてみたりとか、この少年のやりたい放題でした。

YouTubeは、アカウントを取得すると誰でも動画が投稿でき、ユーチューバーという言葉があるくらい、YouTubeに日々投稿し、面白い動画にはスポンサーがついて、月に10万円から100万円を稼いでいるユーチューバーもいるくらいです。私の好きなHIKAKINもその一人ですが、YouTubeで夢を叶えた一人でしょう。中にはスウェーデンのユーチューバーで、1日にゲームをしている動画を2回アップして、年間4億円以上も稼いでいるというから驚きです。

話がそれてしまいましたが、誰でも投稿でき、誰でも閲覧できるYouTube。ここには犯罪に関連する動画も多く存在します。最近では3Dプリンタで、銃を作り、射撃をしている動画をアップした男が逮捕されるなど、第三者による模倣されそうな動画も多数投稿されています。アニメや映画、アーティストのPVなど著作権や肖像権を無視して投稿されるなど悪質なものが非常に多いようです。

今回のつまようじ王子の動画は、もちろん1円も報酬として受け取ることは出来ません。アダルト関連や犯罪行為の動画は報酬対象外だからです。そんなの当たり前ですが、未だにつまようじ男の動画がYouTubeにアップされ続けていて、動画再生回数がどんどん増えているというかYouTube側の運営に疑問が残ります。

この少年は捕まることは恐くなかったでしょうし(捕まっても少年院に2、3年と動画内で口にしていた)、動画をアップすることにより、自分が注目され気分がよかったのではないでしょうか。要するにただの目立ちたがり屋です。逮捕前ならそれを元に情報が集まるかも知れないのであえて削除しなかったとは考えられますが、逮捕されてからも依然と動画が流れ続けているのはどう考えてもおかしいと思います。

利用者がこういう犯罪関連の動画を見ることにより、犯罪者が調子に乗って気が大きくなり、更なる犯罪を引き起こすことが考えられます。ネット社会の今、運営側と利用する側のモラルが問われるところではないでしょうか。

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YouTubeを筆頭に、動画投稿サイトが数多く存在しますが、中には悪質な規則違反の投稿が多くあります。運営側が削除するのと投稿者側が投稿するのといたちごっこですが、もっと罰則を強化して犯罪に利用されないようなシステムの構築が課題ではないでしょうか。今のネット社会では年齢制限などあってないようなものです。

未成年者が影響されて今回のように面白半分で事件をおこすようなことがあってはならないと思います。

<「投稿サイト」編集部>