世界の常識が通用しない中国食品業界のおそろしい体質!! <2/2>

期限切れは当たり前。床に落ちようがゴミがつこうがお構いなし。そんな製造ラインで作られた危険な食肉加工品。

今回、潜入調査で映像として流れた映像だが、床に落ちている肉を拾い上げ、そのまま製造ラインに流し込む従業員。その肉はもちろん消費期限が切れているものだ。挙げ句の果てには青カビなのか、全体が青みのかかった肉。それももちろん製造ラインに流していた。

更に明らかになったのは、消費期限の切れた肉を再冷凍し、期限を1年間延長したものや、冷凍手羽先を他社から仕入れ、それをなんと常温の倉庫で保管しているというのだ。

なかなかこういう映像や話は日本で伺い知ることは出来ないし、聞いたこともない。しかし中国の企業なら頷ける気がする。

なぜなら、中国で水道水はほとんど飲用には適さない為、ミネラルウォーターの飲用が主流のとなっている。そのペットボトルにも平気で水道水を入れ、未開封のミネラルウォーターとして販売するという、衛生感覚が大変低いお国柄である。それぐらいでも充分恐ろしいのに、数年前のとても衝撃的なニュースがある。食肉処理場で廃棄処分となった内蔵などから抽出した不衛生な油を、食用として販売していたという驚くべき事件もあった。この油は廃棄の内蔵だけではなく、生ゴミに滲んでいる油を取り出していた例もあるし、酷いものではし尿や、下水溝や排側溝から油分をすくい上げたものまで販売もされていた。販売していたグループは摘発されて分かったことが、わずか10ヶ月間で、1000万元、日本円で約1億3000万円も売り上げていたというのだ。

その油は「下水油」と名付けられたが、これは中国全土に流通しており、当然、健康への害も指摘され、いかに中国と雖(いえども)、社会問題となった。

今回の事件や、このようなニュースばかり聞かされると、例え一部であったとしても中国の食品業界は全て同じような体質ではないかと思われてくる。日本人の我々にとってはとても恐い今回のニュースだが、中国の一般人は冷静のようだ。「中国での食品問題はいつものことだし、気にしない。」「気にして食べていてもしょうがない。実際に作っているところを見ている訳でもないので問題ない。」と食品衛生に対する概念が日本人とは違いすぎるのである。これでは到底改善などされるわけがないだろう。

日本食文化の底辺を支えている中国産食品。そろそろ見直しが必要なのではないだろうか。

中国の食品がいくら危険で信用がおけなくても、人件費や原材料のことを考えると、中国から輸入を避けられない今の日本。今回の事件で問題になった、チキンナゲットを含む鶏肉加工品は、中国からの輸入食品の中で主力の食品だ。

日本マクドナルドは2002年から取引をしていて、ファミリーマートも伊藤忠を通じて、両社で昨年の7月、今年の1月と3月の3回現地を視察して、衛生管理に問題がないとして取引を開始した。

しかし、それでも起きた今回の大問題。もちろん日本マクドナルドやファミリーマートは被害者のような気がするが、一般消費者の口に、実際に入ってしまっているわけだから、企業として責任があるだろう。

スーパーや、肉屋、魚屋、八百屋を回っても中国産の商品が目立つ。消費者が中国産を避けても、加工品の原材料として使われているので、完全に中国産を避けるのは無理だろう。外国人ならまだ知らず、中国人の富裕層は決して口にしないという中国食品。それだけ中国人も知っているのだ。

これは個人で回避するのは大変困難なので、企業レベルで責任をもって衛生管理などを徹底してもらいたい。企業で無理なら国家で対応する必要があるのではないだろうか。安いから中国から仕入れるのはもう止めて、多少高くても安全を求める必要があるであろう。

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中国を旅すると、一見大変反映しているようにみえます。しかし一歩路地に入るとゴミだらけの道ばかりでとても汚い。見えなければいいという国家としての体質が、食品業界にも食品業界に感染しているのではないでしょうか。健康被害が出てからでは遅いので、衛生管理の徹底を国をあげてしっかりしてもらいたいものです。
<「投稿サイト」編集部>