住民からSPEEDIを奪って次回も屋内退避をさせようとしてる田中俊一の暴挙

原子力規制委員会が16日、原発事故時に放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)について「事故時の住民避難への活用は弊害が多い」とする見解を改めてまとめたそうですね。
その根拠については全然言及されていなくて、「SPEEDIの予測は『信頼性がない』」と、ただそれだけ。あれだけ鳴り物入りで存在をアピールし、大きな予算も使っていたSPEEDIを、今更急に駄目って言い出すのは無理があるし、怪しすぎると思います。
規制委の田中俊一委員長は「予測に基づいて住民避難をすればかえって避難を混乱させ、被ばくの危険性を増大させる」とか「予測結果を出せば、人はそれに頼って冷静さを失い、我先にという行動に出る」と述べたといいますが、これなんか完全に「他人事」として偉そうに評論しているだけで、一刻を争う状況におかれる住民の立場なんか全然考えていませんよね。
規制委が定めた原子力災害対策指針では、原発から5~30キロ圏の住民は原則として屋内退避させ、放射線量が実際に上昇したら避難を指示するとしているとしていますから、原発事故が起こったらまた怯え乍ら屋内退避をすることを推奨する気でいるのだと思うと、原発事故を体験した福島県民の一人として怒りがこみあげてきます!
もちろんこの田中の滅茶苦茶な考えは全国の知事会からは「上昇後の避難では遅い」と否定されたようですし、各自治体はSPEEDIの活用を求めているようですが。
田中俊一は記者会見で「自治体の権限で使うのであれば仕方がない」と語ったそうですが、これって「ちっ、しょうがねえか」とあきらめているのと同様ですよね。
住民を殺してでも原発事故による被害を小さく見せようとする田中俊一は本当に恐ろしいやつだと思いますし、福島県民の敵だと思います。原発事故後の放射能拡散を如実に示してしまうSPEEDIは原子力関係者にとって都合が悪いから自治体から取り上げたいということなんでしょうが、そうはいきませんよ!!原子力産業の飼犬である田中俊一原子力規制委員長さん!!!
(投稿ネーム:脳内メルトスルー男)
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田中俊一氏のこれまでの言動を時系列に並べて分析すると、「原子力の発展のためには多少の犠牲者が出るのはしょうがない」ということを表現しているのだという説もあるくらいですが、いずれにしてもこの人物は今や福島県民の敵になっていることは間違いないですね。住民軽視の姿勢には明確にNOというべきでしょう。
<「投稿サイト」編集部>