内堀選対内のベルリンの壁

国道115線沿いの福島市方木田に内堀雅雄の選挙事務所(正確には明日から)があるが、内部がギクシャクしている。

そもそも、自民党と民主党が合体して選挙をやること自体、おかしいことなのだが、事務所の中には目には見えないベルリンの壁があると言われる。

片や昔のエーサク選対で「昔の名前で出ています」状態の堀切伸一、斉藤卓夫、菅野たかし(まだ健在だったんですね)望木昌彦といった後期高齢者(失礼)グループが鎮座している。前参議院議員の太田豊秋は年齢を理由に断ったそうで、元県議会議長の加藤貞夫を推薦してきたようだ。いずれにしても高齢だ。

その高齢グループを横目に、民主系労組(連合福島チーム)のデスクがあるが、どちらが選対の主導権を取るのかの攻めぎあいがあるようなのだ。

ロートル、エーサク選対と連合福島の攻めぎあい

民主県連事務局長の佐藤実が、古い人達の意見に振り回されながら、双方の“壁”の間を振り子のように行ったり来たりしている様はコッケイだ。

また、民主県連幹事長の亀岡義尚も、元上司の堀切の前では何も言えないようで、言われるままのようだ。

自民党県議の顔もたまにしか見受けられないようで、陰で仕切っているのは民主党の玄場光一郎だと言われる。現に秘書が事務局に張り付いている。これではお義理で顔を出す程度で、決して盛り上がることはない。逆に盛り下がっていると言ってもいい。

自民党県議の西山尚利などは、荒井広幸参院議員の秘書をやっていた関係から、熊坂候補を応援していたのではないかと批判を浴びているようだが、他の自民県議団も“タマ”が出ていないせいか、知事選への本気度は低調なようだ。

船頭多くして内堀選対はなんとやら・・・・

「双頭の竜」という言葉があるが、舵取り役が多すぎて、双方の違った意見で選対を引っ張ろうとしているため、逆に素早い動きが出来ないようだ。それにロートルだけの頭でっかちで実動部隊が不在というから、これが選挙結果にどのように出るのかが見物のようだ。

内堀選対内部から聞こえてくる状況では、とても告示を明日に控えた陣営のあり様とは思えないものだ。

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よく選挙は議員の数ではない、と言いますが、一度、政界を引退した人間ばかりが集まって、ああでもないこうでもないとやっている様を想像すると、恐ろしいものがあります。特に内堀が最初から汚職にまみれた旧佐藤栄佐久陣営の選対を当てにしたことを考えれば、その政治的センスの欠如を嘆くしかないようですね。

それに、こんな選対内部に詳しい投稿が寄せられること自体、内堀選対は楽勝ムードの中で“終わっている”ということでしょう。

<「投稿サイト」編集部>