嘘つき体質の東電にNO!!それでも脱原発と言いませんか?内堀さん。

昨年8月、東京電力福島第一原子力発電所のがれき撤去で放射性物質が飛散し、数十キロ離れた南相馬市の水田が汚染され、2戸の農家から収穫された玄米から、基準値を超える放射性物質が検出された。

それもそのはず、がれき撤去の際に、なんと1兆2千億ベクレルの放射性物質が飛散したというから驚きだ。いや、驚きを遥かに通り越える恐怖である。米に限らず、食品は放射性物質が検出されても、国の基準値を1ベクレルでも下回れば市場に流通する。それがそもそも問題ではないだろうか。今後の論議が必要だろう。

放射性物質飛散の事実を一年余りもひた隠しにしていたことにも憤りを感じるが、東電の嘘つき体質にNOを突き付ける必要がある。

まだまだ続く放射能汚染。永遠に続くアリ地獄のようだ。

第一原発では昨年8月、作業員計12名の頭部などから放射性物質が相次いで検出され、敷地内で放射性物質の濃度上昇を知らせる警報機が鳴ったが、このがれき撤去など、廃炉に向けてほんの一部の作業に過ぎない。放射能との未知の戦いが続く訳だが、今後更なる放射能汚染が懸念される。

海も深刻だ。小渕経済産業大臣が9月7日に福島第1原発を訪問し「発電所港湾内の放射性物質の影響は完全にブロックされている」と語ったが、新たな東電の発表では、がれき撤去と同時期の昨年8月から今年5月までの10ヶ月間で、海に放出した放射性物質が2兆ベクレルに 達しているとのことだ。小渕経産大臣がブロックしていると宣言した後に東電の発表とはなんとも皮肉である。

問題なのは、40年とも50年ともかかると言われている廃炉作業。このまま作業の度に放射性物質が飛散し続けるようでは、本当の福島の復興はいつの日になるのだろうか。

「脱原発」の三文字を発しない内堀候補。福島の本当の復興はあるのか?

福島知事選が告示され、福島県知事選史上最多、6人の候補者が立候補した。福島県復興の為の最大の課題はなんといっても原発問題だが、今回の知事選で最有力候補なのが、副知事の内堀雅雄。しかし、内堀は課題の福島第一原発の廃炉については語っているが、脱原発の3文字は口を閉ざしている。

本サイトで投稿も沢山あった。もし、小役人、内堀が知事になることにでもなれば、国の操り人形となり、脱原発どころか、原発推進路線を敷く安倍政権の宣伝部長に成り兼ねない。「福島第二原発再稼働」なんてとんでもないことを言い出したらと思うととても恐ろしい。

小泉進次郎復興政務官は、「福島第二原発は廃炉以外考えられない」と、今回の知事選の争点ではないと訴えているが、だからと言ってこのような状況でも内堀は何故、脱原発と言わないのだろうか。もちろん廃炉はまだ決定していない。

そんな中、岩手県宮古市で市長を務め、手腕をふるった経験もあり、人柄的にも優れていて、脱原発を明確にしている熊坂義裕の存在が今の福島県に必要なのではないだろうか。

事故発生当初より数は半減したとはいえ、未だに、約13万人もの人々が、県内外へ避難を余儀なくされている。

原発事故から3年半が過ぎたが、いつになったら安心できるのだろうか。

—————————————–

国の基準値を1ベクレルでも下回れば食品は市場に流通します。非常に恐いことです。農家にとっては死活問題ですが、論議が必要ではないでしょうか。

また、原発問題を避けては通れない今回の福島知事選。小泉進次郎復興政務官は廃炉は争点ではないと訴えていますが、お父さんの純一郎さんが熊坂さんを応援してでもくれたら、状況が変わるのではないでしょうか。

原発問題は10月25日発売の月刊タクティクスで詳報致します。是非ご一読下さい。

<「投稿サイト」編集部>