投票まであと一週間。有権者は考えよう。

民主党への信頼が回復していない中、僅か2年での解散、総選挙。安倍政権が今後やりたい放題をやるための誰もの意表をついた奇襲戦法だったが、総選挙に突入してから数日間で急激な円安になり、一時121円を記録するに至った。

米国オバマ大統領が日本経済低迷発言に加え、民間の格付け会社ムーディーズが日本国債の格付けを5番目のランクA1(韓国よりも下)に決定したことが引き金になった。これらはいずれも安倍総理の消費増税を見送ったことが原因とされている。

なんといっても米国の好景気ムードがドル買い円売りに転じさせた結果なのだが、日銀黒田総裁が金融緩和といって札をジャブジャブと市場に出回らせたことがきっかけだった。結果的にこの3ヶ月間は過去最大の円安倒産を引き起こしており、アベノミクスなどと言葉遊びをやっている間に日本の景気後退は非常に深刻な状態に陥っている。

衆院は全475議席あるが、最近の世論調査によると自民が300議席を占めるのではないかという調査結果が出ている。公明党の50を足すと350議席にもなり、安倍の独裁政権は一層強まることだろう。公明党も過半数以上を占める自民にとって連立の意味がないものだが、一度与党という旨味を味わった政党では小判鮫のように今後もピタリと付いて行くのだろう。

この自民安倍政権の今回のようなゴマカシ解散にNOを突きつけるのは有権者の自民を選ばない良心だけしか残っていない。それにしても野党も地に落ちてしまって残念なかぎりだ。

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円安方向は理解出来ますが問題は急激過ぎるということです。これでは庶民の楽しみ100円ショップも本当に消滅してしまうでしょう。

それにしても安倍総理の暴挙を止めるのは、だらしない野党に目をつぶって自民に投票しないことでしょうね。特に比例区は・・・。

<「投稿サイト」編集部