月刊タクティクス今月号の「放射能から家族を逃した内堀に知事の資格なし」は凄く面白かった!

9月25日の月刊タクティクスの発売を楽しみにしていました。早速書店で購入しましたが、全く期待を裏切らない内容でした。webも毎日覗いていて、何か新しい記事が載っていないかと気にしています。

安倍政権によって、福島県知事選の県民の選択肢が奪われてしまったことが、雄平知事の後継になった内堀副知事周辺の利権構造などと、表面的な話は理解できていても、その裏側にどのようなことがあったかということは、月刊誌を読んでみて初めて分かりました。

特に原発事故直後、放射能の被曝を恐れて、娘を地元の高校に入学させないで、内緒にして逃していたことなど、よく理解出来ました。こんな男が知事になったら、福島県は国の言いなりになってしまって、今は県内の原発は廃炉が当然と見られていても、いずれ覆され、東京電力福島第二原発も再稼働されてしまうことになるかもしれません。大震災の教訓を忘れて安倍政権の言う通りになってしまってはいけません。

自民党も、先の総選挙で大勝してから、内部で議論のできない政党になってしまったと残念がる声が多いのも事実です。

アベノノミクスで、英国のフィナンシャルタイムスに載ったように「単に円安に推移するだけ」という、まさに予想が的中した状態で、長年続いていた円高の中、やっとのことで生き残ってきた中小企業が、急激な円安によって倒産が急増すると言われます。これは安倍が周辺のシンクタンクからの受け売りで、日銀を介入させて円安にさせただけですが、国内の企業は円高を嫌って、国外に生産拠点を移していた後ですから、全く意味のないことをやった訳です。それだけ安倍総理の目は、「曇って」いるということでしょう。

私は小泉元総理のパフォーマンスは好きになれませんでしたが、細川護煕と組んで都知事選を戦う前に、日本記者クラブで脱原発論をぶち上げた時は、1つだけ共感したことがありまた。

脱原発という方向を真剣に決め、新電源への研究に日本人の英知の総力を挙げて取り組めば、必ずや世界をリードする新電力が開発されるであろうということでした。片や原発を生き残らせて温存させていたとしたら、いつまでも、何かあったら再稼働させるという逃げや甘えが生まれてしまい、真の新電力は生まれて来ないでしょう。

安倍政権の下では、画期的な未来のエネルギーは生まれない

聞きかじりで申し訳ないのですが、時の総理は就任直後に必ず尋ねるところが2箇所あるといいます。一つは東京電力社長であって、もう一つは経団連会長だそうです。それだけ東電とは巨大組織であって、政治家の2〜3人位簡単に吹き飛ぶような信じられないパワーを持っていると言われています。

安倍政権誕生直後から、あれほどの原発事故が完全に収束していないというのに海外に原発を輸出しようとしたことも理解できない事でしたが、あれを見せられたなら、電力会社や原発メーカーとの癒着を疑わざるを得ないことですよね。あの総理の下では画期的な未来のエネルギーなど決して生まれては来ない筈です。

東電にとっても新電力など邪魔な存在で、原発ありきなのでしょう。その東電社長が県知事室を出る時「後はよろしくね」と雄平知事の肩をポンと叩いたという話は、タクティクスの今月号で初めて知りました。雄平知事も世間で言われだしていたような、毒饅頭を食べていたのでしょうか。いつも余韻を残した書き方に感心させられています。小学生の感想文のようになってしまいましたが、いつも面白い切り込み方の記事が満載で、県内で「ビニ本」で売られていても、さすが社会派として有名なのはよく理解できますね。

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Webや月刊誌読者の方にも、本誌が伝えようとしていることが少しずつ理解されてきているようです。しかし福島県知事選は告示までもうすぐです。このまま県内政党が全員与党となって内堀を支持するようでは、福島県の真の復興はあり得ません。もし、本誌の考えを指示してくれる方ならば、本当の福島県民である熊坂さんを指示したいものです。

<「投稿サイト」編集部>