自民、首長選3連敗。これは安倍政権崩壊の序曲では!?

昨年末に、アベノミクス解散という大義なき解散総選挙を行った安倍総理ですが、結果は自民単独で300議席を確保、連立の公明を合わせると2/3議席を確保する結果になりました。これは、野党や国民から大義がないと言われながらも大勝利と言える結果だったでしょう。

しかし、これは数字のまやかしに過ぎず、戦後最低の投票率で、早い話が自民に投票する有権者だけが投票に行き、創価学会員だけがいつも通りの選挙活動をしただけだったのです。一部共産党躍進に投じた変わり者のいたようですが。50%以上の人は自民にNOと言っていることにもなります。

最低の投票率とはいえ、国政で優位に立つ自民。これはしばらく自公連立政権が続く感がありますが、果たしてそうでしょうか。昨年は9県で知事選がありました。真夏の中、滋賀県知事選からスタートしましたが、自民公明の推薦した候補者は敗れました。初めが悪かった与党でしたが、そこから福島知事選までの3県の選挙は単独候補を立てず、野党に相乗りという形で負けはしなかったですが、敵前逃亡のような選挙を行いました。

続いての沖縄知事選。米軍基地の移転問題が争点になっていましたが、自民と次世代の党が推薦した現職知事の落選。その後の3県はまた野党に相乗り。そして今年早々に行われた佐賀県知事選では自民公明で推薦した前武雄市長の樋渡啓祐氏が告示前は圧勝とみられていましたが、フタを開けてみれば総務官僚出身の山口祥義氏に4万票もの大差で敗れました。

原発問題から復興できるかが争点だった福島知事選に至っては、福島自民県連が元日銀支店長の鉢村健氏を単独で推そうとしていましたが、自民党本部に潰され、結果自民は民主に相乗りと情けない選挙戦を繰り広げ、トリプルスコアという圧勝で新知事が誕生しました。しかしこの時に、鉢村氏を自民単独で擁立していれば、鉢村知事が誕生していたでしょうし、只単に副知事の実績があっただけの、震災時に逃げた民主が推す内堀氏の当選はなかったことでしょう。

この相乗り選挙で味を覚えたのか、与党は相乗り選挙を続け戦わずして勝ったような形になっていましたが、「必ず勝てる」佐賀県知事選で単独候補者を擁立したものの、まさかの大敗。これは自民党政権に黄色信号がともったと言って過言ではないでしょう。

これで各県の首長選挙で自民は3連敗という結果になっています。これは地方では自民党政権に完全に反旗を振る返していることになっいると言えるのではないでしょうか。

口だけ先走って、何も結果が出ていないアベノミクス。一部の人は儲かっているようですし、儲かっていないのは運が悪いか能力がないだけと麻生財務大臣も言ってますが、皆さんの周りに景気回復の恩恵を受けている人はいますか?私の周りでは聞いたことがありません。

安倍政権もそろそろ終わりなのではないでしょうか。4月の統一地方選、来年の参院選が非常に楽にみです。

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それだけ自民離れが国民で起こっていて、4月の統一地方選には必ず影響が出ることでしょう。そうなると次の参院選で自民が大敗ねじれ国会、衆院選で政権交代といきたいところですが、野党が弱い。

橋下大阪市長の政界引退も噂されていますが、誰か政界を担っていける人物はいないのでしょうか。山本太郎では無理でしょうし、、、。

<「投稿サイト」編集部>