衆院選、最終世論調査結果出る!

今回の衆院選のマスコミ最終世論調査結果が新聞を賑わせている。注目の福島一区の因縁の対決はかなり接戦のようで、「亀岡氏と金子氏競る」との見出しで、先行する自民・亀岡よしたみを民主の金子恵美が激しく追っていることが報じられている。解散したみんなの党・石原洋三郎が金子支持を打ち出したことの影響があるのかも知れない。伊達地方では亀岡が一歩抜け出したとされているが、逆に大票田の福島市が両者互角の戦いを見せているという。

亀岡には十数年間、足で上積みしてきた手堅い亀岡宗のような票があるため勝利は揺るがないと思われるが、金子の大善戦によって本当に肉薄することが出来れば、東北比例区の惜敗率によって福島一区から二人当選、などということもあり得ることになるかも知れない。

また、会津地方の福島四区も二人の前職、自民の菅家一郎と維新の小熊慎司が激しく争っている。菅家は市長を務めた会津若松が最も強く優勢を示しているが、前回から民主・渡部恒三の引退によって行き場をなくした恒三派は節操なく小熊に付いたが、若松市内はもともと恒三の弱いところ。菅家の勝利は揺るがないと思われるが、小熊が現議席を確保出来るのかどうかが見ものだし、維新としても譲れないところだ。

福島五区は自民・吉野正芳を民主の吉田泉が追う展開と言われるが、吉野は毎回選挙区ではなくジプシーのように比例区をたらい回しにされてきた。吉田は全民主勢力が押していることと保守層にも人間性からかなりの食い込みを見せている。相双地区の避難者達の票が全く読めないため、まだ一波乱含みの様相だ。

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安倍政権の不正隠しとアベノミクス失敗隠しという二つの意味合いを持つ今回の総選挙。信頼回復途上の野党にとって大迷惑なことだったが、631億円も税金を投じる今回の選挙のあり方に国民も怒っていることを安倍総理は知らなければならない。こんなことで長期政権が作られたなら、国民は納得しない筈だ。

<「投稿サイト」編集部>