見当違いな?「子育て同盟」。国家レベルで対策を行わなければ、将来日本は国として存続できない!!<2/2>

先進諸国には必ずある少子化問題。しかし、フランスは少子化問題を克服している。日本は子供を国の宝としてフランスを手本にすべきだ!! 

フランスは、1世紀にわたり少子化に取り組んできている。出生育児に関わる問題を一つずつ解決してきた。それにより、先進国の中では唯一、少子化問題を抱えていない国といえる。

では、フランスはどのような対策をしているかというと、子供を産めば産むほど「有利なシステム」となっている。

1 家族手当は所得制限なしで、2子以上養育する家庭に、20歳になるまで子供の数に応じて支給される。日本の児童手当と近いが、1子の家庭には支給されない点が異なる。

2 N分N乗方式、子育て世代、特に3人以上の子どもを育てている世帯に対して、大幅所得税減税がなされ有利な仕組みになっている。

3 高校までの学費は原則無料、公立大学の学費も、数万円程度の登録手続費と健康保険料のみでほとんど無料。

4 年金が子供3人以上養育すると10%加算される。

等、まだまだいっぱいあるが書ききれないのでこの位にしておくが、とにかく先進諸国と

は違い、非常に子育てのしやすい環境が整っている。また、少子化でフランスの特に注目すべきが、事実婚と婚外子。フランスでは、ユニオンリーブル(自由縁組み)というカップルの生き方が一般化しており、法律婚にとらわれず、カップルが社会的に認知されている。背景には、フランス人の家族観とそれに伴う法の整備があげられが、日本ではこのような考え方は、とうてい受け入れられることではないかも知れない。

しかし、よくニュースで報道されるが、子供を誰にも知られることなく、公園の公衆便所で産み落とし死亡させる事件を耳にする。もちろん望まない子供を身ごもったことによりそのような行為に走ることはあるかもしれない。しかし、このような事件が起こる背景には、それは子供を育てる自信がなく将来を悲観し、どうにもならなくなってやむを得なくの行動が殆どだ。母親は母性本能から、自分の腹を痛めて産んだ子供を愛しく思わない母親はいないだろう。このような行動をさせない為にも、子供を育てやすい環境作りが必要だ。

子供は国家の宝として、国が責任を持って育てる環境づくりが急務。

2007年には熊本県の慈恵病院で赤ちゃんポストが設置され話題になった。これは新生児を諸事情により、育てることが出来ない親の為に設置されたわけだが、親の身勝手で産んで育てることが出来ないから赤ちゃんポストに置くのは問題があるだろう。しかし、見殺しになるよりはずっと良く、日本中にこのようなものが設置されるべきなのではないだろうか。男女が結婚し子供を作り育てる。これは本来の姿だ。しかし、シングルマザーや、妊娠中や子供の小さい時に離婚。周りの目を気にし、精神的に病んでしまい、子供を道連れに無理心中。そんなニュースもよく聞く。

1人の子供を育てるだけでも、この日本ではとても大変なことだ。子供の数が増えれば増えるほど、非常に生活が苦しくなる。しかし、日本の将来を担うのは、この子供達だということは、紛れもない事実である。

フランスのように、国家で子育て対策を練り、そして国の宝物として子供を国が責任を持って育てるべきだ。少子高齢化が益々すすむ日本。このままでは、年金制度は崩壊し、税金は更に上がり、子供1人すら育てることが出来ない国になってしまう。

極論にはなるが、少子化に歯止めをかける為にもフランスの例を見習い、事実婚と婚外子にとらわれず一刻でも早く子供を増やし、今でも遅い状況なのだから、手遅れにならないうちに人口増加を目指し、将来安定した生活が出来る国作りをする必要があるのではないだろうか。

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<「投稿サイト」編集部>