内外から批難されても、原発再稼働したい安倍総理、、、。

安倍総理がますます暴走していますが、支持率がここまで高いというのが非常に不思議でなりません。日本国民は、安倍総理の独裁とも言える政策をこのまま支持して行くのでしょうか。

先日、ドイツのメルケル首相が7年ぶりに来日しました。ドイツは、日本という非常に高度な科学技術を持った国で発生した4年前の福島第一原子力発電所の事故をうけ、即脱原発を決め、再生可能エネルギーの推進を政策として掲げました。それは日本の原発事故に連帯感を持って受け止めたためです。メルケル首相も元は原発推進派。しかし福島の事故により方向転換したのです。

日独首脳会談の後の共同記者会見で、ドイツのメディアが「ドイツは福島の事故を受けて脱原発にしたのに、日本はなぜ再稼働を考えるのか」と安倍総理に質問しましたが、「再生可能エネルギーはまだわずか。国民に対し低廉で安定的なエネルギーを供給していく責任がある」と答えました。ここで疑問が出ます。果たして原発は安いのか?そんなことはないのは周知の事実です。小泉元総理も原発事故4年の11日に福島県喜多方市で講演をし、原発が決して他の発電より安くはないことを指摘し、自然と共生できる再生可能エネルギーを推進すべきだと述べ、原発再稼動に向かっている政府の姿勢を強く批難しました。

今、再稼動に向かっている原発があるとはいえ、2013年9月15日に大飯原発4号機が定期点検のため停止してから稼働している原発は、日本にありません。他の原発も何年も停止している状態で、電気代が多少高くなったとはいえ、それでも原発が必要なのでしょうか。

原発の絶対安心神話が崩れた今、停止しているだけでも莫大な費用がかかります。全く無駄な費用です。その上、役目を終え廃炉にするにも莫大な費用と年数がかかりますし、核のゴミを捨てる最終処分場すら今もなお決まっていないのに、再稼動を進める安倍総理の考えは非常に楽観的で呆れてしまいます。

再生可能エネルギーがまだわずかと総理は述べましたが、原発が停止していても他の発電でまかなえています。そこで再生可能エネルギーに真剣に世界トップクラスのこの日本の技術を持って取り組めば、安定供給が不可能ではないのではないでしょうか。

安倍総理といえば、議員定数を削減すると約束をして、民主党政権時の野田元総理に解散をさせました。選挙の公約と言ってもいいでしょう。日本はアメリカの人口との比率でいくと約3倍の国会議員がいます。いてもいなくてもいいような議員がいるのも事実です。その公約すら守られていないのに新しい法案どころではないのでは?と言いたくなります。

何もかも、自分が総理でいるうちにやって名を後世に残したい安倍総理ですが、この行動は祖父の岸信介元総理の亡霊にでも乗り移られているのではないかと思いたくなりますね。

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今の安倍政権はなんでもやりたい放題。名を後世に残すといっても、このままでは独裁者として名前が残ってしまいますよ。2回も総理をやった人は数える程しかいません。十分名前がのこりますよ。

<「投稿サイト」編集部>