狙われた原発賠償金。被害20億超の共済リンクル出資詐欺

高配当をうたい多額の現金を集めていた、自称共済団体「しあわせ共済リンクル」の実質的代表を務めていた事務局長が自殺していたことが今月7日に判明し、配当もストップしていたことが河北新報、福島民報などマスコミ各紙で報じられました。
月利2%の高配当を約束し口コミで出資金を集めていたと見られ、出資者には東京都江東区の商店街連合会の共済が目的だと説明していたが、同連合会ではそのような事実はないことが明らかとなっています。
被害者は福島の浜通りや宮城県に集中しており、震災補償金や原発賠償金が目当てだった可能性が高い。報道によると、震災前は規模拡大に慎重で、新たな出資を断るケースもあったが、原発事故後、「50万円で7万円」「500万円で100万円」など出資金の増額をあおるキャンペーンが増えていった。
相馬市のある被害女性は、最初に50万円預け、翌月に1万円の配当を得た。それを信じ込み、次々に出資額を増やし、最終的には2800万円、勧誘した友人は3200万円をつぎ込んだという証言も飛び出しています。
2日には仙台に対策弁護団が結成され、およそ100人の被害者から受任。現時点で少なくとも20億円が回収不能となっており、被害額は今後さらに増えるのではないかと見られています。
(投稿ネーム:消費者ホットライン188)
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疑いつつも一度手を出すとやめられない投資の魔力。麻薬と一緒ですね。厄介なのは友人など勧誘した相手ではないでしょうか。この手の詐欺事件で被害が拡大するのは、決まって勧誘ですから、身の回りの友人も簡単には信用できませんね。
<「投稿サイト」編集部>