3億円以上の経常赤字を計上する幸楽苑

郡山から全国展開を図っている幸楽苑グループですが、昨秋、静岡県で発生した「指入りラーメン」の影響で大幅に客足が遠のいただけでなく、上場会社としてあるまじき3億円以上の営業赤字を計上する会社に転落してしまったことが、経済紙より明らかになりました。
ことに同業者である「日高屋」と比べると一店舗当たり売り上げが半分近くで、営業利益は半分という経営内容で、その格差を埋める為に多店舗出店を行ってきましたが、社員教育はじめ食品安全基準が厳守されいない証として「指入りラーメン」を顧客に出す失態を演じてしまったと社内では囁かれているそうです。
押せ押せの拡大経営戦略を行っても、顧客が逃げるだけでなく戻ってこない店舗経営で赤字を垂れ流していては、数多く潰れた「酒蔵」と同じ運命を辿りますよね。社員教育に営業経費を投入しない新田社長さん!
(投稿ネーム:食品安全規正委員会)
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異物混入後の客足は1割減らしいですが、信頼回復には時間がかかるでしょうね。特にネット社会の現代では風評が出回るのも早いですから、投稿者がおっしゃるとおり、徹底した安全管理と社員教育で顧客満足を回復するのが急務ではないでしょうか。それにしても売上げ至上主義で食の安全を軽視するようでは、繊細な菌を扱う酒蔵の経営などできるのか疑問ですね。過去には雪印のような大企業ですら安全性軽視で食中毒を起こし、廃業まで追い込まれた例もありますから、何が引き金になるかわかりませんよ。
<「投稿サイト」編集部>