伊達市長選直前、勝手に票読み!

61000人の伊達市民の舵取り役を決める市長選が直前に迫っている。有権者数53000人、前回市長選の投票率59.95%(約60%)であるから有効投票者数は31800票となることが予測されている。
4年前当時はJA大橋信夫組合長の号令のもと期日前投票において 約8500票あった中のおよそ半数がJA関係者のものと見られていた。
「勤務中でも良いから投票に行け、その際は周辺の人を誘って行け!」というJAの大号令によって可能な得票だったが、今回は前回のような異常な働きかけは無い。
尚、前回はマスコミによる出口前調査は行われなかったため、どのような投票行動になっていたかは全く読めなかった。
前回市長選告示後に突然仁志田氏が「Cエリアも除染」と大きくスローガンを変更し、方向転換をしたため、争点がボケてしまい、票の行方が読めなくなってしまった。
投票日当日の出口調査では高橋候補が勝っていたのにも関わらず、結果は仁志田氏16499票、高橋氏13559票という票差で高橋候補は涙をのんだ。
今回はJAの大橋信夫氏が仁志田氏の連合後援会長を降り、合併後のJAふくしま未来・萩原常務が後援会長となったが、彼の出身地梁川町から須田候補が出馬しているため、表立ってJAからの号令をかけることは出来ないという。
そのため仁志田氏へのJA関係者の票は流れにくくなったと見るべきで、動員力に翳りが見えているようだ。
また、除染問題で市民に嘘をついていたということが逆風となり、主婦層などから批判を浴びているのが実情で、前回よりは大きく得票を下げるものと見られている。
元県北農林事務所長だった須田博行氏は「タクティクスに書かれている須田です、と笑いを取りながら挨拶回りをしていたという。笑いは良いが選挙終了後に”事件化”しないかどうかの心配もある。確かに農業には明るいが市政とは農業政策のみでは無いことから、そのバランス面での不安要素は大きいと言われる。
須田氏を担ぎ出したのは県議の亀岡義尚氏だが、「梁川町から5000票とれば勝てる」というのがスタートだったという。
果たして梁川町で5000票とれるのだろうか。答えは「ノー」である。
梁川町には約12000票しか無い。投票率も前回と同じ60%とすると、約7200票しか無い。この票を仁志田、高橋、遠藤、橘が奪い合うのだから、4人で3000~3500票とることになる。結果的には3500~3700票しか残らない。仮に3500票としても、その時点で最初の目論見には届かない。保原、霊山、月館地区で3000~3500票とみれば、合計して6500~7000票ではないか。
仁志田氏はJAばなれ、女性ばなれが顕著と言われるため、8000~9000票であろう。
遠藤氏は広がりが無いと言われるため、3000~4000票という大方の予想がある。
橘氏を1000票とみて合計すると
仁志田 8000
須田  7000
遠藤  4000
橘   1000
となり、合計すれば20000票で残りは9900票であり、これが高橋一由氏の票になるのではないかと見られている。
(ネーム:伊達市陰の選挙管理委員会)
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なるほど、相当熱心に票を読んでみた結果が分かりますね。
しかし、選挙は”水もの”ですから、当日、どんな風が吹き何が起こるかは分からないものです。
でも、この投稿者の思考から予想が極端に外れることはないのではないでしょうか。
<「投稿サイト」編集部>