同意もなしに強引なセールスで転換契約をさせているF生命

前担当者が昨年3月に退職し、新たな担当者から連絡頂きました。S営業所のHという女性外交員です。
私の契約は11月に更新の予定でしたが、Hは「更新」ではなく「転換」契約を勧めてきました。しかし転換するつもりはないので、説明は断ったものの、その後も電話でしつこく勧められました。結局、保険料を少しでも安くしたかったため、今の契約内容で保障も下げてほしいと伝え、プランを作ってもらいました。
誕生日前の10月に契約をしましたが、簡単な説明があっただけで、言われるがままに書類に署名捺印しました。一枚一枚確認を怠ってしまったことは、今更ながら後悔しています。
しかし、前の担当者に届いたばかりの証券を見せたところ、「更新」ではなく「転換」契約だったことが後日判明しました。
すぐにHに電話をし、元に戻してほしいと伝え、後日営業所へ出向き上司立会いのもと、これまでの経緯を説明しました。
上司からは「本社へ報告し、後日回答します。」と言われ、1ヵ月後に1通の文書が送られてきました。文面には「今回の契約では、誤解を与えるような対応はなく、契約書へも署名捺印もされており、適切に契約が成立しています。元には戻せません。」と記載され、納得いかない内容でした。
すぐさまS営業所の上司あて抗議の電話を入れ、お客様センターなども交え、何回かのやり取りを行いましたが、結局、転換契約が覆ることはありませんでした。
契約者の意向を無視するばかりか、詐欺まがいのセールス手法で、自分たちの営業成績を最優先するF生命の対応には強い憤りを覚えます。
生命保険は複雑でトラブルも多いのが実情かと思いますが、これ以上私のような被害者が出てほしくないと思い投稿しました。
(投稿ネーム:金融庁監督局保険課)
—————————————–
「転換」契約はこれまでの契約をいったん解約し、払戻金があれば次に充当し新たな契約を結ぶ、いわば「下取り」と言えます。見た目は「更新」に似ていますが、いったん解約の処理を踏んでいるので「新規」契約と同じ扱いです。「新規」ですから、保険料はその時の年齢で再計算されるので、下取りで安く見えても実質は上がっているのがほとんどではないでしょうか。「更新」にかこつけて楽に「新規」が取れるので、売れない外交員にしきりに勧める保険会社もあるようです。おいしい話ばかり持ちかけ、素人の無知に付け込むような悪徳保険会社には注意したいですね。
<「投稿サイト」編集部>