伊達市という泥船に乗ってしまったように感じている市民です。

毎日何処かで除染をして確実に線量が下がり、街も綺麗になっていく福島市。
除染している現場を車で通過する事が多いので、自宅がある伊達市と比べると本当に羨ましいと感じます。
福島市の方が面積も人口も多いのにちゃんと全戸除染が進められているのに、どうして伊達市はやらないのでしょうか。
伊達市に電話すると、除染をしない理由はもう安心安全だからだと言いますが、そんなことは安易に言えないと思います。
旧伊達町周辺や保原町、梁川町など、ほとんど除染していないのですから、放射能汚染は自然減の分以外はそのまま存在していますし、一旦は雨や風で流されたとしてもどっかには溜まってますよね。
そして最近、伊達市では書類上では1年前に終了していたはずの市道側溝除染を現在やっているという事を聞きました。
そんないい加減なことでは、住宅除染も書類上では終わったことしているのではないのかという不信を持ってしまいます。
私は伊達市の「除染Cエリア」と呼ばれる場所に住んでいるのですが、以前伊達市が「フォローアップ除染」と称するものの希望を募った際に申し出たところ、自宅に来た担当者達は測定をしただけで引き上げていきました。それも伊達市の除染判断基準である3.0μSv/hより低かったからだそうで、2.0μSv/hの場所などはいっぱいありましたが無視されました。
こんな基準は、住民本位の除染を実施している他の全自治体では一切通用しません。本当に勘弁してもらいたいという気分です。
そのことを、そのまま福島市の友人達に話したら全員がとてもビックリしていて「もし自分だったら耐えらない。」と言っていました。
例えば福島市民の場合も、自宅の土地に汚染土を保管しなければいけない事などへの不満はあるようですが、伊達市はそのレベルよりも更に低く、除染廃棄物を仮置きする場所を探すのが嫌だからいろいろ理由をつけてCエリアの住宅除染は一切無用という事にしてしまったと聞いています。
周辺の自治体と普通に比較すると、「あーっ、本当に酷い市に住んでしまった。」と叫びたくなります。
市民が不安を訴えている事に対してこのような対処しか出来ない役所は他の仕事でもきっと同程度なのだろうなと思ってしまいます。
伊達市の街並みに愛着はありますが、行政の中身は酷く、市民としては、お先真っ暗です。
新しく家を建てようか迷っている友人に相談される事が多々あるのですが、土地は安くても伊達市に住むのだけはやめておいた方がいい、というのが私のアドバイスになりました。
(投稿ネーム:伊達市脱走希望者)
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以前から、当編集部に寄せられる伊達市民の方からの声というのは苦悶に満ちていますね。そうした市民の声を代弁する気持ちも込めて、月刊誌の方では伊達市政の闇の部分を追求し続けております。伊達市の仁志田昇司市長は、昨年1月の市長選では「Cエリアの全面除染」を公約に掲げることで当選し、その後すぐに公約を撤回した人物であり、「市民をだまして票を巻き上げた市長」として知られています。その仁志田氏が、議会の場で市民軽視を指摘されるたびに「私は市民によって選ばれた」というキーワードを胸を張って言い放つのですから困ったものです。「盗人猛々しい」という諺を連想しますが、こんな詐欺紛いの政権はそう長くは続かないでしょう。
<「投稿サイト」編集部>