同一労働同一賃金に大反対の労働組合

大手メーカーの春闘一発回答が進んできている労働界ですが、正規労働者と非正規労働者の大きな垣根の根源になっている「同一労働・同一賃金」問題になんと労働者の代表である労働組合幹部が大反対していることが労組関係者から聞こえて来ました。
本来労働の対価としての「賃金」において、同じ労働・同じ労働時間では同じ賃金が支払われるものだとマルクスの「資本論」には述べられていますが、大企業が中小企業から利益を貪っている資本主義体制では、労働者もまた「正社員がアルバイトや非正規労働者」から剰余利益を搾取して労働対価以上の賃金を得ている構図となっています。
ですから労働者の代表である「労働組合」も組合費を支払ってくれる正社員を守る為に「非正規労働者」からの労働搾取を一段と強化する労働慣行を経営者側に強要していると労働貴族の幹部は認めています。
労働者の味方というなら「同一労働・同一賃金」という子供でも分かる労働分配政策をなぜ連合を始めとする労働組合は経営者側に求めないのですかね?
ヤクザの娑婆代のように組合費を搾取して生きている労働組合幹部達の利権保護の為にアルバイトや非正規労働者からの労働搾取を強化するために連合ってあるんですか?教えて下さい労働者の代表と偽りを述べている今泉会長さん!!
(投稿ネーム:労働組合オンブズマン)
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小泉政権下での規制緩和という名のもと労働者派遣法の改悪に端を発し、この十数年で正規雇用と非正規雇用との格差はますます広がっていいるように思えます。年齢給や能力給などの賃金上昇が望めない非正規雇用は、物価の上昇や増税などの影響も受けやすく、今の生活に困るのはもちろん、老後の困窮者にもつながる深刻な問題だと言われています。もともと労働組合は弱者救済の旗のもと立ち上がったのでしょうから、非正規雇用者こそ守るべきで、原点に立ち返りあらゆる労働者のために闘ってほしいものです。
<「投稿サイト」編集部>