国民は景気回復を感じていなくともアベノミクスを信任した。

衆院選が終わりました。マスコミの報道通り、自民は議席を単独で過半数を確保し、引き続き第3次安倍政権が発足することとなりました。今回の選挙はアベノミクスの是非を問う「アベノミクス解散」と安倍総理は理由付けをしたが、そこに大義はなく、何のために選挙をやるのかと国民から不満が出ていたのも事実です。

終わってみれば自民が290議席で単独過半数を大幅に超えた議席を確保、公明は35議席確保し、与党で325議席と定数475議席のうち、2/3を確保したのですから大勝利と言える筈でしょう。

しかし、公明は議席を増やしたものの自民は議席を減らしました。公明が議席を増やしたことで、与党としては議席が1議席増えましたが、それで自民は今回の選挙は勝ったと言えるのでしょうか。野党第一党の民主が伸び悩んだのにも関わらず、自民は議席を減らすということになったからです。自民の現有議席割、自公で2/3というのが結果で投票率が低く議席を減らすというのは、国民から本当の信頼を勝ち取ったとは言えないでしょう。しかし政治とカネの問題で大臣を辞任した小渕優子は群馬5区で圧勝しました。政治とカネの問題を大騒ぎした国民は、結局問題を曖昧にすることに加担してしまいました。

野党もパッとせず民主は議席を増やしたとはいえ、党首の海江田代表が小選挙でも破れ、比例でも惜敗率で当選出来ない状況という情けない結果で、自らの議席を確保出来なかった責任の取る形で辞任しましす。自民党政権をしっかり追従できる人が今の民主に果たしているのかも ハテナ です。

「 アベノミクスで景気回復や恩恵を受けていない」というのが町の大半の声ですが、それでも国民はアベノミクスを信任しました。安倍総理のこれからの任期中は、アベノミクスを引き続き推し進めて行くことになりますが、これで景気回復が感じられなくとも、それは我々国民が選んだ道です。そうなりますとただ言えることはアベノミクスに成果を出してもらう意外ありません。

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予想通りの選挙結果に、我々国民が安倍総理の政権運営にNOを突きつけなかったことになります。これで本当に良かったのでしょうか。

それにしても閣僚が全て再任されるようですが、麻生財務大臣の失言で更迭させない安倍総理の任命責任はどうなっているのでしょうか。

<「投稿サイト」編集部>