怠慢な経営実態に食品偽装。ホテルハマツは客をなんと思っているのか!?

食品偽装といえば、昨年冬から有名ホテル、有名レストラン等を中心に、全国的に飛び火して大問題となったが、弊社が拠点を置く、同じ福島県の郡山市に「ホテルハマツ」という、県内ではトップクラスのシティホテルがある。一時、民事再生の憂き目にあったが、現在は栃木県小山市の小山観光開発㈱が買収し、経営に当たっている。

この小山観光開発㈱の実質オーナーは、東京都中央区築地に所在し、冷凍食品で知られる、高瀬物産㈱であり、高瀬孝三氏が取締役会長を勤めている。

高瀬物産㈱の事業展開の仕方は、厳しい経営状態に陥っているようなホテル、ゴルフ場といったところを買収し、自社が取り扱う冷凍食品を、自社の都合の良い価格で売りさばくという商法で、業績を伸ばしてきたものだ。

ホテルハマツは話題に事欠かない。良い話題ならいいのだが、、、。サービス命のホテル業界では珍しい、客を馬鹿にしている営業実態!!

実はこのホテルハマツの諸問題を、弊社が福島県内で発行する「月間タクティクス(創刊26年目)」に、約2年8ヵ月の長期連載中と毎号記事にしている、実に面白いホテルだ。

パワハラあり、管理職のサボタージュあり、窃盗事件ありという、バラエティに富んだ運営なのだが、今年2月には、冷凍食材を使った中華料理の食品偽装についての内部告発があった。「アワビ」と銘打った前菜や、メイン料理に使われたアワビの筈の食材は、なんと回転寿司などで使われている、アワビと食感の似た「チリ産ロコ貝」で、しかも缶詰だったというのである。これを、アワビ風とかというのではなく、堂々とアワビとして提供していたのだから、いい度胸というしかない。おまけに冷凍ミニロブスターで、食中毒事件を起こしていたというが、何故か揉み消されてしまったと、この内部告発は語っている。

冷凍食品で食中毒が起きるとは、相当古くなった食材か、相当食材管理が悪いのかのどちらかだと思われるが、総支配人はじめとする、管理職の事なかれ主義がそっくり反映している営業実態である。

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月間タクティクスは福島県内唯一の社会派情報誌として、福島県内有名書店で好評販売中で、今年で26年目を迎える。機会があれば是非一度ご覧下さい。
<「投稿サイト」編集部>

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