日本製の信用が揺らいだタカタのエアバッグ。責任を取れるのか?

世界の車用エアバッグの市場の20%を占めている日本の企業「タカタ」。1933年に高田工場として創業。織物製造を開始、織物の技術を活かして救命索を製造し、その後シートベルトなどを製造して現在ではエアバッグ製造で大躍進をしてきている企業です。そのような企業が今回の大問題を起こすとは考えてもいませんでした。

20日に米上院の商業科学運輸委員会は、タカタ(東京)製のエアバッグの欠陥による大規模リコール問題で公聴会を開きましたが、タカタは今後のリコールや被害者への保証などはできるのでしょうか。実際マレーシアで死亡事故も起きていますし、アメリカの女性も軽い衝突でエアバッグが作動、エアバッグの中から金属片が飛び出し、顔面を直撃。生涯消えることのない傷を負いました。女性の顔の傷は大変気の毒です。

タカタの清水博、品質保証本部シニアバイスプレジデントが公聴会に出席したわけですが、その際に被害者に深く謝罪をしたいと述べておりましたが、欠陥が判明した時点で早急にリコール対応をしていれば、被害は少なくすんだはずです。聞くところによると海外工場で作ったエアバッグが問題のようですが、日本の製品はやはり日本で作るべきで、日本人にしか作ることができないのでしょう。今回とは関係ないかもしれませんが、アベノミクスで円安苦の為に、日本の企業が海外進出して現地人を採用して製造なんてことになったら、その国の人のレベルが低いということではないですが、日本人の高品質商品を作ることが出来るか心配ですし、今回のような問題が起こらないとも限りません。

万が一の事故の際に人命を守る為のエアバッグ。エアバッグの普及により、劇的に交通事故の死者数が減少しした。そのエアバッグが作動したばかりに今回のタカタの大問題が起きたことは非常に残念ですし恐怖です。

タカタ製のエアバッグは世界中に20%のシェアの内、日本国内の車にタカタ製エアバッグは約100万台あるとのことで、これからリコール対応するのでしょうが、それまで新たな被害者がでないことを祈ります。

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タカタのはこれまでリコール対象拡大に関して対応に消極的な姿勢を示しているとのことですが、被害者が多数実際に出ている訳ですから、対応で生じる損益よりもまずは誠意を持ってエアバッグ交換等のリコールに答えるべきでしょう。

海外工場で作られたエアバッグが今回事故を起こしているようですが、やはり日本の技術は日本人ではないとなかなか高品質で商品を作ることは難しいと言うことでしょうか。アベノミクスの影響で円安がますます加速するかと思われますが、投稿にあるように今後日本の企業が海外にどんどん進出し、現地人の採用により今回のような惨劇が起こらないとも限りません。

何か問題があるとアベノミクスの失敗が関係なくても関係しているようでなりません。

<「投稿サイト」編集部>