国は放射能から子供達を守る気があるのか?

原発事故後、子供は国の宝なので、いち早く福島県内の小中学校の校庭の除染をしましたね。当たり前とはいえ、これで子供達への放射能の影響は少しは減らせたのではないでしょうか。しかし、先日地元紙の一面に出ていましたが、福島県内の小中学校、幼稚園などで保管している放射能汚染土が、中間貯蔵施設への搬入対象から除外されているというではないですか。除外理由も、環境省は法整備がされる前に除染して出た廃棄物で放射性物質汚染対処特別措置法施行の適用対象ではないためだということですが、お役所仕事もいいとこですよ。

現在は校庭などに穴を掘って埋めて保管していているようで、当然放射能の流出はないのでしょうが(不安ですが)、それも絶対にいつまでも漏れないという保証もないでしょう。子供の健康をなんだと思っているのですか。

福島県側も、環境省に学校の汚染土を中間貯蔵施設に搬入を求めているようですが、事故が起きてもう3年半ですよ。一体何を今までやっていたのでしょうか。真剣に国へ言っていたのでしょうか。もちろん、法律に基づいて行うのは当たり前ですが、今回の原発事故は経験のしたことのないことで、特別処置法というくらいですから、その都度柔軟に対応をしてもらわないと、結局は守るべき子供達が泣くことになってしまします。

環境省のおえらいさんも「法的な問題はあるが、子どもたちのためにも課題を整理しなければならない。市町村、県とも相談して解決に向けて対応したい」とか言ってますが当たり前のことで、真っ先に中間貯蔵施設に搬入しなければならないのは小中学校、幼稚園などで保管している放射能汚染土です。

脱原発を一切口にしませんが、内堀新知事。子供を守らなければ福島県の未来はないと思います。そのことを十分に考えて本気で国に働きかけて下さい。

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投稿にあるように、お役所仕事のため子供達の健康などは二の次に感じ取れます。国が適用対象外というのであれば、一刻も早く問題を解決するべきです。事故から3年半が過ぎ、中間貯蔵施設の搬入も早ければ来年から始まるというのに、このままでは学校汚染土が搬入が本当に後回しになってしまいます。これはとんでもないことです。

雄平前知事は3年半の間、この件について何もやっていなかったに等しく、内堀新知事は雄平の実質後継者ですので期待も出来ません。しかし、内堀知事は子供達の健康を考えてしっかりとした対応をしてほしいものです。

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<「投稿サイト」編集部>