福島交通バスプール92台水没の今後

台風19号によって郡山市内を流れる阿武隈川の支流が氾濫し、福島交通の車庫に停車していたバス92台が水没したニュースはご存知だと思います。
現在の福島交通は「みちのりホールディングス」という完全に別会社であって、路線バス等の権利を譲渡されて今の形になっているのです。外見だけ同じでも、中身は完全に入れ変わった形といえます。
そのため殆どの路線バスは関東地方を始めとする交通会社の中古バスを塗装し直して使用しているだけなのです。勿論、電子機器等は新品を装備しているようですが、ディーゼルエンジンのバスは200万km程の走行に耐えると言われていますから、100万km未満の走行路線の中古バスを二束三文で購入してきて部品を交換してリニューアルすると新品同然になるようです。
ですから、水没したバスプールのバスそのものの被害は、第三者からの見た目ほどには大きくなかったようです。
それにしても、みちのりホールディングスも上手いことやってますよね。
(投稿ネーム:中古バスがこんなに走るとは・・・)
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以前、福島交通という会社が突然消滅し、その直後に全く別の福島交通が登記されました。この裏技を行ったのが、東邦銀行の瀬谷俊雄前頭取と組んだ、新・福島交通(みちのりホールディングス)でした。
この辺の流れは、いつか月刊誌の方でまとめてみたいと思います。
<「投稿サイト」編集部>