食品不信の最中の偽装発覚!!木曽路は生き残れるのか!?<2/2>

返金すれば済む問題ではない!!木曽路を訪れた人々の貴重な時間はどうなるのか!?

木曽路は会見で、松阪牛を注文した全ての客に、ノーブランド牛の差額分、1500円から2000円の返金をするとした。しかし、返金をすれば良い問題なのだろうか。

木曽路にしゃぶしゃぶを食べに出掛けるというのは、ファーストフードを食べに行くのとは違い、よほど裕福ではない限り、頻繁には出来ないことだろう。その為、カップルでデートや、家族での特別な記念日等で出かける人も多いと考えられる。「木曽路で松阪牛を食べた」「松阪牛はやっぱり美味しかった」等、食事中のみに関わらず、自宅に帰ってからも話題になるだろう。それが後から偽装が判明し、全くの別の肉だったいうことを知ったらどんなに落胆する事だろうか。子供の誕生日に松阪牛だと思い、食べた肉が全く違う物だったら、誕生日を迎える度に思い出すこともあるだろう。松阪牛だと思い注文した客に、全く別の肉を提供し、その差額分だけを返金するという考えがそもそも間違えで、ノーブランド牛を注文したわけではないので、全額返金は当然で、例え、全額返金したとしても、その日の時間は戻ってこないことを、木曽路は大変なことをしてしまったと改めて考えるべきであろう。

木曽路は再発防止は当然のことで、騙されて松阪牛を食べた客に対するケアをしっかりしてこそ、今回の偽装問題に終止符を迎えることが出来るのではないだろうか。しかし、企業としての存続が心配なところである。

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