株価と物価の上昇。しかし、聞こえてくるのは国民の悲鳴のみ。

4月からとにかく色々な物が値上げをした。粉物を筆頭に輸入品全般。トマトケチャップなどは25年ぶりの値上げだという。子供の卵焼きにケチャップではなく、醤油をかけようと思う。

昨日、株価がITバブルの平成12年以来、約15年ぶりに一時2万円代の値をつけた。安倍総理の株価重視の政策からすると嬉しいことだろう。しかし、日本国民の株保有率は僅か10数%しかなく、一部の投資家以外全く関係の話になっている。そんな事よりも前述の値上げの方が国民の関心ごとではないだろうか。

株価と物価だけが上がり続け、給料は上がっていない。ただの値上げと違い、このままでは本当のスーパーインフレを引き起こす懸念がある。昨年4月の消費増税。この時に強気に出たすき家。同業界が値上げをする中、すき家は値下げを断行。しかし、昨年の途中で値上げをし、今月からは更に50円〜を値上げすることになった。デフレの象徴だった牛丼業界も企業努力ではとうとうこの円安に耐えられなくなってきたというところだろうか。

コンビニ業界も大きく再編される。数年前にサンクスとサークルKが経営統合をしたが、今度はそのグループと業界3位のファミリーマートが経営統合すると発表。これで店舗数が約17000店舗となり、業界1位のセブンイレブンと肩を並べる店舗数となる。しかし、ここにはこの長引く不況が根源にあり、そしてアベノミクス効果などさっぱりなかった為の結果と言えるだろう。

支持率が下がり続けている安倍内閣だが、3本の矢政策も、全部が折れる寸前となっていると言われている。この不況を抜け出すには、新たな指導者が必要なのではないだろうか。

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いないことはないですが、周りで給料が上がった、株で儲かった!!という方そんなに多くいますか?誰に聞いてもそんな話はごく一部で、殆どの人が聞いたことがないと答えます。安倍政権が間も無く2年半を迎えますが、マスコミ露出や、パフォーマンスなどで一時は圧倒的な支持率を誇りましたが、衆院選以後は支持率が下がる一方で、一時持ち直したかと思ったら、更に急落。もう安倍政権任期を満了するだけの内閣になったと言っても過言ではありませんね。
<「投稿サイト」編集部>