下請けの建設会社社長を主任技術者として選任している清水建設JV

平成28年度環境省から中間貯蔵施設・土壌貯蔵施設建設工事を受注したスーパーゼネコンの清水建設ですが、こともあろうに建設業法に堂々と違反しているようです。下請け建設会社内で監理技術者扱いの土木監理技術者を土壌貯蔵施設等工事の「受け入れ分別施設工主任技師」として現場に専任で就かせていることが発覚したからです。これは建設業法で禁じている「監理技術者の現場兼任」に当たるので、国土交通省建設業課から指摘をうけてることも聞こえて来ました。
建築専門の清水建設では中間貯蔵施設よのうな特殊なものを専門に扱える人間が居ない為、機械プラントメーカーで専門特許技術を持つ「環テックス」の亀山社長を特許使用の見返りに中間貯蔵施設建設現場で下請けとして使用し、尚且つトンパックに入っている汚染土壌の「受けれ分別施工主任技術者」として作業に当たらせていたという訳です。
幾ら特殊特許使用の見返りでも、建設業法で禁じている「監理技術者の兼務」を是認しているあたり、発注者である環境省福島環境再生事務所は建設業法を知らないんでしょうか。
そもそも特殊技術のない「清水・竹中土木・東洋建設工事共同企業体」に、金さえ払えばなんとかやるだろうという安易な考えで発注するから、建設業法違反を何のためらいもなく犯してしまうのだと思います。特殊土木工事は特殊専門の「特許」を持つ大手土木ゼネコンに技術提案で発注すべきです。中間貯蔵施設を環境省土木工事Aランクで発注をしている環境省福島環境再生事務所所長さんにそういう知恵は無いんですかなね。
(投稿ネーム:中間貯蔵施設建設委員会)
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清水建設と言えば、押しも押されぬ大手として誰もに知られている企業です。通常、こうした大企業は、社会的責任やコンプライアンスをどこよりも厳格に守り、後発の企業に模範を示しながら業界をリードしていく姿勢が期待されます。しかし、逆に言えばこうした規模に上り詰めた時にその企業の本質が浮き彫りになるという部分もありますね。清水の場合は、法律を破ってでも効率を優先しているあたりで、結局は利益だけを追求しているだけの二流以下の魂しか持たない企業だということが見えてきます。建設業界全体の腐敗をリードしているトップ、それが清水建設でしょうね。
<「投稿サイト」編集部>