安倍首相、謙虚な気持ちで丁寧に説明するんじゃなかったの?

安倍晋三首相の施政方針演説を聞いてみたんですが、これまでずーっと誤魔化し続けてきている「森友」&「加計」疑惑についてはもはや一言も触れようとしませんでしたね。あと、最近新たに浮上したスーパーコンピューターの開発補助金の問題にも触れていませんでした。要は都合の悪い部分には一切目を向けないで押し切り、自分がやっている政策(「働き方改革」や「人づくり革命」「生産性革命」など)が素晴らしいということを、美辞麗句で並べ立てるだけでした。
以前安倍さんは国民に対して、「謙虚に」という表現と「丁寧に説明していく」という表現をしていましたが、それは一体どこに行ってしまったのでしょうね。
自分の言いたいことのみ言い、しまいには憲法9条に自衛隊を書き込む改憲案を実現することにだけ拍車をかけてくる姿は、到底信頼出来ません。
(投稿ネーム:オンツァンミクス)
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そうですね。確かに、国有地を破格の安値で払い下げた「森友」疑惑や獣医学部開設に便宜を図ったと疑われる「加計」疑惑については、現在進行形で野党との質疑が続いているのですから、意図的に無視しているのは明らかです。また、最近の問題として、巨額の補助金を詐取した疑いのスパコン疑惑やリニア新幹線をめぐる談合について、政府サイドがもみ消しに奔走している原因は、また安倍首相に近い人脈の関係にあるようです。今後、安倍昭恵氏や加計理事長などを国会に呼んで証人喚問することを含め、疑惑を解明していかない限り、安倍首相の人格への不信は消えず、憲法改定の議論にもブレーキがかかった状態が続きそうですね。
<「投稿サイト」編集部>