あれほど円安のプラス面を強調してきた、日銀黒田総裁。先日の会見で「為替相場は経済や金融のファンダメンタルズを反映し安定的に推移することが望ましい」と述べました。これは今までの発言にブレーキをかける弱気な発言ととっていいのではないでしょうか。
アベノミクスの是非や、消費増税先延ばしの信を問うと安倍総理は衆議院を解散しましたが、日銀の金融緩和と消費増税は、自動車で例えると車の両輪で、安倍総理が打ち出した1年半の消費増税先延ばしは、一つのタイヤが吹き飛んで片輪走行をしていることになります。
10/31に追加金融緩和を行い、25日に公開されたその金融政策決定会合の議事要旨によると、黒田総裁を含む政策委員9人のうち4人が反対する“薄氷”の決定だったようで、追加緩和の効果は、それに伴うリスクや副作用には伴わないとの見方がでているそうです。この辺りにも黒田総裁の弱気な発言理由かも知れませんね。
安倍政権が発足し、3ヶ月後に日銀黒田総裁が誕生しましたが、就任早々大胆な金融緩和を行いアベノミクスに大きな影響をもたらしました。これもアベノミクス同様失策だったのではないでしょうか。回りくどく弱気な発言などせず、金融緩和は円安にだけで、アベノミクス共々失策だったと認めてはいかがでしょうか。この2年間の経済の混乱の責任を取ってもらいたいものです。
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車は片輪走行では長く走ることは出来ないです。消費増税先延ばしにより、日銀の金融緩和も経済を混乱させるだけになってしまうのではないでしょうか。
両輪を地面に付け、安定した経済を作り上げて貰いたいものです。
<「投稿サイト」編集部>