これまでの福島県知事選で最多の6人が立候補した今回の知事選。10月9日の内堀雅雄候補の第一声は、福島駅東口の旧長崎屋(アックス)角で行われ、約200人(動員、JA五連の課長職以上と県産連の各事務局レベルなど)を集め、玄葉光一郎(民主)坂本剛二(自民)の代議士に続き、平出孝朗県議会議長らが応援弁士として演台に登った。皆、お義理の相乗り集会で、殆どの国会議員も顔を出していた。
力のある者同士が合体すれば相乗作用が働くものだが、今回の知事選では、民主勢力に自民が相乗りという形をとったことで県民の大きなひんしゅくを買い、相乗ならぬ相殺効果があちこちに現れている。
まず、告示前に、増子輝彦参院議員が民主県連会長を辞任、内堀不支持を明確に打ち出した。これは本来なら民主を代表して自分が知事候補として打って出たかったのに、その芽を玄葉に潰された形になったことに相当な不満があったからだと言われている。この内堀不支持宣言によって元来の増子衆(宗)達は表面にこそ出て来ないが、熊坂支持を打ち出して来る筈である。現に行き場を無くした増子後援会の一部は、明確に熊坂支持で動いてるところもある。増子は参院という全県区であるだけに、この動きは決して侮れないだろう。
10月13日(日)二本松市選出の本田朋県議(維新の党)も自らのフェイスブックに長文を書き込み、脱原発と子供の健康を守ることを唱える候補者(熊坂候補)を支援することを発表した。そこには全員が足並み揃える大政翼賛会的な今回の知事選はおかしい、と疑問符を投げかけている。
当サイトの知る限りでは、立場上、内堀陣営に身を置かなくてはならない議員もかなりいる。しかし、その中でも隠れ熊坂派で動いている人も少なくない。なぜなら、今回の知事選は、安倍政権の官邸主導による党利党略で自民相乗りが、県民の声を無視して一方的に決められてしまったことを、多くの県民は知っているからであって、県議の支持者たちはそれに対し怒っているからである。
広がる熊坂支援のわ
熊坂陣営は福島市太平寺の選挙事務所前で第一声を挙げたが、集まったのは180名、新党改革荒井広幸参院議員や、避難民のおばさんらが弁士として応援した。これにはお義理の動員などなく、全くの純粋な支援者たちがいた。
そして10月14日(火)福島市卸町の「ウェル福島」で熊坂候補の決起大会が開かれたが、来場者1120名をカウント(駐車場が少なく入場出来なかった人も多かった)社民党も寄らば大樹の陰の相乗りチームの一員だが、長老たる佐藤恒晴元参院議員も支援者の“わ”の中にいた。
このように成り行きで合体した支援体制には必ず不満を持つ人も多数いる訳で、当然、その中には自民党もいる。自民は独自候補を官邸に潰されたため、主流派の中には不完全燃焼の議員も多い筈で内堀を本気でおすことはない。
必ず吹く熊坂の風!!
数日の間に、この傾向はより顕著になり、最後には福島県民の本心が出て、熊坂の風が吹くことになるだろう。原発被災県として福島県は意地を見せなくてはならない。
熊坂GO!!
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選挙戦も残り7日となりましたが、この投稿サイトには内堀支持者からの投稿がまだ一件もありません。瓜生信一郎も内堀本人自身も家族を逃がしたことへ反論していることを考えれば、このサイトの存在を当然知っている筈なのです。
言わんとされることは、内堀陣営はすでに勝ったつもりでいるため、無関心だといえるでしょう。
<「投稿サイト」編集部>