先日、東北自動車道を北上していると、電光掲示板に「東北中央自動車道・地盤崩落により通行止め」と出ていました。何があったのかと思い調べてみると、場所は伊達市保原町大柳栃窪地内で、中央道の下り車線の法面が高さ15mから約50~60m幅に渡って崩れ落ちたということでした。
この地域は、かつて月刊タクティクスで報じられた「黄鉄鉱」が出土した場所のようで、コンクリートで吹き付けしただけだったためか、下の地盤が雨で動いて崩落したようです。まだ地盤が緩いようで、土砂撤去のために運んだ重機類も危険だからと撤去したとのことです。
専門家達が地盤改良不足だったと見ていますが、地元で同現場は別名「毒の山」と呼ばれ、小さな社があった場所であることから、それを壊したこともあって「祟りだ」などと揶揄されています。
(投稿ネーム;山崩れは国交省への祟り?)
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この中央道の崩落現場の地区のことは、黄鉄鉱を含んだ土壌を伊達市高子北団地の造成に用いた件で報じたことがあります。その後、中央道の現場でどのような工事が行われたのかは追跡していませんでしたが、2年程たってから、このような不手際が取り沙汰されることになるとは思ってもいませんでした。国交省のボーンヘッドでしょうね…。
<「投稿サイト」編集部>