病院の統廃合が避けられない県内の二次救急医療機関

かねてから県内の10医療機関の統廃合を諮問していた厚労省ですが、勤務医の減少だけではなく看護師不足等により医療報酬点数の激減にみまわれていることが分かってきました。そのため、厚労省諮問以上の医療機関の統廃合が現実化することが福島県立医大始め医師派遣を行っている医学部から聞こえてきました。

ことに万年赤字経営で財務内容がすこぶる劣化している済生会福島病院や大学医局よりドクター派遣縮小を通告されているJA厚生連病院などが、手始めに再編・統合される方向のようです。それだけではなく、ドクターの初期研修を始め、後期研修の研修医不足の病院も統合は避けられないそうです。

一番の原因は、医師派遣の頂点に立つ福島医大医局の人材不足から、系列病院に対して十分な人材供給が出来ていないことが挙げられるようです。同時に、医師免許取得後に県内医療機関に引き留められずに福島医大を離れて出身都道府県に帰還してしまうことが最大の要因と言われています。

奨学金だけではなく、研修終了後にどこぞの病院の婿に迎えてあげるといったようなおいしい話やきちんとした子弟制度を構築しないと、皆卒業後、給与の高い関東圏に帰ってしまいますよ、竹之下医大学長。

(投稿ネーム:医師不足解消の奥の手は…?)

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コロナ禍真っ直中の現在、医師のみならず看護師不足も問題になっています。中でも、ここに出てきた済生会や厚生連は医師不足が特に顕著のようで、病院の統合は避けられないと本誌にも伝わってきています。

<「投稿サイト」編集部>