岸田首相、ウクライナ電撃訪問!強権国家VS自由主義国家

岸田首相は3月21日昼過ぎ、ウクライナ首都キーウ中央駅にあった。G7首脳の中で最後の訪問であり、日本では元首による戦後初の戦地訪問だ。もちろんゼレンスキー大統領の激励と首脳会談も無事に実施された。身辺警護は困難を極めたと聞く。側近少数とポーランドから鉄路によるウ国入りを余儀なくされたのだった。

しかしながら、同日それを打ち消すかのようにモスクワでロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が会談した。ケンカを売った形である。岸田首相はG7サミット議長としてウクライナ案件を最大の議題としている。一方、中国の立場としては表面上、和平の仲介役として装うことでグローバルサウスの国々の取り込みを図ろうとしている。

国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を出されたプーチン氏は習氏に助け舟を求めたと言ってよい。ロシアの侵略と非難しない中国も非侵略国ウクライナからは信頼されようがない。習氏もプーチン氏も外交に騙し合いは不可欠と信じて疑わないようである。これは第二次世界大戦中の独裁者スターリンと根は同じである。プーチン氏は更にエスカレートして「戦術核も使用できるようベラルーシに配備した」と世界に発表した。この事実が侵略の正当化を物語っている。

岸田首相は5月の広島G7サミット議長として自由主義陣営を代表し他の同盟国と共に「悪しき侵略」を正すべく実効的な決定へと導いて貰いたい。

(投稿ネーム:戦地水先案内人)

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