小保方さんがタレント転身!?

昨年2014年も世間を騒がせたニュースがたくさんありました。その中でも大きく話題になったのは世界中で大ニュースになった理化学研究所、小保方晴子さんのSTAP細胞問題ではないでしょうか。STAP細胞とは日本語の「刺激惹起性多能性獲得細胞」を英名表記の頭文字で表したもので、どのような物かというと「人為的な操作によって、いろいろな細胞になれる能力をもつようになった細胞」で、要するに、これによって医学界が画期的に変わることが出来るであろう「万能細胞」の作成に成功したということでした。

しかし、小保方さんのSTAP細胞の発表から1ヶ月で論文の切り取り貼り付け問題が発覚し、挙句の果てにはSTAP細胞存在は存在しないのではないか?という疑惑が出て、小保方さんの上司にあたる方が自殺に追い込まれました。

理研は会見でSTAP細胞は存在しないとした上で、半年間かけて小保方さんに再現実験をさせました。結局STAP細胞は再現出来ず、小保方さんは理研を去ることになりました。

少々前置きが長くなりましたが、なんとこの小保方さんをタレントにしようとする動きがあるから驚きです。昨年は坂上忍やヒロミといった再ブレイクタレントの活躍が目立った芸能界ですが、なんでもありなのでしょうか。盲目の作曲家佐村河内氏のゴーストライターの新垣氏もテレビに引っ張りだことなっています。新垣氏の場合はゴーストライターとして世間を騙していたとはいえ実力があるので、賛否は分かれると思いますが芸能界の話題作りとしては適任かも知れません。ですが小保方さんはどうでしょうか。

「STAP細胞はありまーす」と記者会見で女子高生のようなトーンで発した言葉がバラエティー番組で「阿保方(アホかた)さん」とブラックユーモアに使われたりもしましたが、本人がタレント活動するというのはいかがなものでしょうか。もちろん、小保方さん自身がタレント活動をすると言ったわけではありませんが、タレントに転身させようと考えている芸能関係者は何を考えているのでしょう。

佐村河内氏が作曲家として世間を騒がせたことも大問題ですが、これにより人の命がどうなるということはないでしょう。しかし小保方さんのSTAP細胞は、不治の病と戦っている世界中の人々の希望が一瞬で断たれてしまったわけです。もちろん、これが犯罪行為に当たるとは言えません。しかし小保方さんの責任は非常に重いはずです。それを「平気で公然の場でウソがつける」との理由で芸能界向きだという意見があり、タレント活動をさせようとしているようで、もし、これが実現してしまったら呆れてしまいますし、小保方さんは更に世界中の笑い者になるでしょう。それこそ「阿保方さん」というレッテルを貼られるになるでしょう。

一体どのような需要があると言うのでしょうか。音頭を取っている芸能関係者のモラルが問われるところです。

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投稿通り、このようなことを考えている人間にモラルというものはないのでしょうか。不倫で芸能活動を休止していた元モーニング娘。の矢口真里もテレビに出始めてきましたが、もちろん人間誰にでも失敗はあります。失敗した人間がもう一度頑張って「ひのめを見る」ことは悪いことではないですが、方法というものがあると思います。

もし研究の場ではなく、バラエティー番組などに小保方さんが出るようになっては、テレビを見るのがつまらなくなってしまいそうです。

<「投稿サイト」編集部>