全国三大新聞と称されている朝日新聞の系列テレビ会社であるテレビ朝日ホールディングスですが、親会社である朝日新聞社の新聞発行数が3割にも及ぶ売上減少による赤字経営だけでなく、テレビ会社の大幅広告収入の激減により、全国に張り巡らしたネットワークを維持することが出来なくなっていることを明らかにしているそうです。
中でも、人口減少による地域経済の落ち込みが大きい東北・北陸・中国地方の持分法適用連結会社ほど、広告収入の激減により子会社の赤字経営が本体試算の利益剰余金を奪い取ってしまうようです。そのため、テレビ会社の1県1免許制度を改定して放送を継続できるように所管している総務省に陳情しているそうです。
また、TBSのように貸しビル事業による「営業外収益」も激減していることから赤字関連会社一掃のために、地方テレビ会社の統廃合に踏み込むらしいです。「言論」を重視してきた朝日新聞グループは、売れない新聞を発刊している場合ではないでしょうね。
(投稿ネーム:今は朝日新聞もピンチ)
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最近、急激に視聴者のテレビ離れが進んでいると伝えられてきます。テレビ視聴よりインターネットなどの他媒体の多様化、選択肢が増えたこと等によって、相対的にテレビ視聴の頻度が低下している状況です。これは世界的な流れとなっています。また、3年目となるコロナ禍による影響により、広告収入の激減、企画の制限等、番組制作にも影響が出て、テレビ離れは加速度を増しているのでしょう。
本誌では、フジテレビの窮状をお伝えしていますが、テレビ朝日の本社である朝日新聞も大変なようです。いつか、この辺りもまとめて記事に出来れば…と考えています。
<「投稿サイト」編集部>