「これ以上、家族が私のせいで苦しんでほしくないので記事を削除して下さい。」

2月5日㈯、珍しい依頼があった。事件やトラブルについての疑問というものではなく、数年前に本人が犯したと思われる事象についての反省めいた内容のものである。

その文章は、自分が犯した過ちを深く反省している様子がしたためられ、次のような一文があった。
「私の犯した行為は極めて恥ずべき行いだったと今更ながらに深く反省致しております。二度とあのような行為は致しませんので、Webタクティクスに掲載されている記事を削除して頂きたくお願い申し上げます。」

当サイトの過去9年の中で、削除した記事は僅かである。これは、寄せられた情報にその後、誤りが発覚したケースで、それ以外の削除は無い。

記事を削除するということは、「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」といった5W1Hによる整理した情報が消える訳であり、編集に携わるものとして、いくら過去のものとはいえ寄せられた情報を消去するのは心苦しいものがある。しかしながら、処罰を受け社会的制裁も受けている者の反省の弁、新たな生活を送り「セカンドチャンス」といった観点から、今回は訴えを尊重して過去の一部記事を削除することにした。

<「投稿サイト」編集部>