イオンモール北福島に放射能まみれの土砂が運び込まれている⁉国交省と伊達市による隠ぺい工作‼

伊達市堂ノ内にあるイオンモール北福島建設予定地に、国見町にある阿武隈川徳江大橋付近から掘削された土砂が毎日10㌧ダンプ約200台分搬入されています。この周辺の河原は原発事故で放出された放射性物質が高濃度で堆積した地域なのです。国交省が事前に業者に依頼して放射線量をサンプル調査したところ、10地点中8地点で環境省が定める国の基準値8,000ベクレルを超えていたという事実が工事関係者から聞こえていました。本来なら、特定廃棄物として最終処分場となる富岡町の国有埋め立て処分場へ即搬入ということになるものです。

そこで、伊達市・土地区画整理組合と国交省の両者で協議を行い、埋め立て用に大量の土砂を無償で譲り受けたい伊達市・組合側と手っ取り早く放射能まみれの土砂を処分したい国交省側の利害の一致で、堂ノ内に搬入されることに決まったということのようです。

近隣住民から、関係者立ち合いのもと、放射線量を測定したい旨の要望書が提出されているとのことですが、組合や国交省は、工事現場は危険が伴うため関係者以外の立入禁止との理由を付けて頑なに放射線量の測定を拒んでいるとのことです。その代わりに国交省が自前で実施した空間線量を基準にした測定データをもって安全性を主張しているのです。

共産党議員から国交省に対しての「何故、空間線量を基準にして測定しているのか。本来は国の基準である土壌のベクレルで測定すべきではないのか。」との質問に国交省は、「伊達市側からの要請によって空間線量で測定しています。土砂は食べ物ではないので、土砂そのもののベクレルで測定するよりも空間から受ける影響の方が重要であるため、空間線量・毎時0.23マイクロシーベルト(μSv/h)以下であれば大丈夫であるとの理由から空間線量で測定しています。」との説明があったということのようです。

ベクレルで測定すると基準値である8,000ベクレルを超えてしまうために、よくもまあ屁理屈を考えて、無償で土砂を貰おうとしている伊達市の考えには腹が立ちます。伊達市民の健康など一つも考えていないということですよね?

また、国交省は共産党議員から問い合わせがあったことで、今後もし抜き打ちで放射線量の測定でもされたら大変なことになると隠ぺい工作も万全に行っていると工事現場関係者から聞くことができました。その手口は、阿武隈川の土砂を先に搬入して締め固めをした後に、急いで高速道路工事で余った土砂をそこに被せ、締め固めをして空間線量を低く見せるという何とも姑息な手段で工事を行っているのだそうです。

(投稿ネーム:姑息な手段で締め固められる誤魔化し工事)

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この類の話は、伊達市新工業団地を市都市政策課長の高橋一夫氏が阿武隈川月の輪大橋下流の河川残土を使って埋め立てを行っていましたので、よく知っています。誰も咎める者がいなかったために、この工事は完了しましたが、本誌では、ある程度追跡して写真など撮影していました。土壌のベクレルで測定されていたら、かなり不都合のある数値が出た筈です。

イオンモールは工業団地ではなく、より人が集う場所ですから、最初から危険なものを入れないことが一番ですね。

<「投稿サイト」編集部>