ホテル事業切り離しに踏み切る常磐興産グループ

県内一の旅客集客力を誇るスパリゾートハワイアンズを率いる常磐興産ですが、4期連続の赤字決算だけでなく、400億円台の売り上げが百数十億円に大幅減少していることから、人員削減による人件費削減だけでは損益分岐点をクリアできないと言われているようです。そのため、代表取締役を派遣しているメインバンクのみずほ銀行主導で、抜本的な構造改革を行うそうです。

大赤字の原因の一つとされている「モノリスタワー」等のホテル宿泊部門の本体からの切り離しを始め、系列会社への外注費圧縮など、あのトヨタ自動車以上のコスト削減で本体の利益確保と外注先への赤字移転で毀損している財務の立て直し戦略を進めて債務超過への転落防止と、メインバンク・みずほ銀行の貸倒引当金算入防止を防ぐことが目的だそうです。

銀行本体で1万9千人をリストラするみずほ銀行ですから、系列会社の収益改善は、人員削減だけでなく収益を生まない「赤字部門」は切り捨てる方針だそうで、会社は「株主」のものという資本の理論をハゲタカ戦略で会社再建を断行しようとしているのでしょうか?

(投稿ネーム:会社の基本は株主のもの)

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スパリゾートハワイアンズに接するモノリスタワーですが、近年のコロナ禍によって大きく収益がダウンしているようです。大きな流れの中での影響ですから、この2~3年だけのことで切り離し云々はできないでしょうが、お金を扱う銀行としては苦しいところですね。

<「投稿サイト」編集部>