名門経済誌から余命一年六ヶ月と宣告された福島銀行

かねてよりの経営不安説が元でライバルの東邦銀行本店から新社長を招聘してダッチ・ロール状態の経営を続けざるを得ない、潰れる銀行の称号を与えられている第二地銀の福島銀行ですが、遂に経済誌のキングである週刊ダイヤモンド社から余命「一年六ヶ月」と宣告されたことが明らかになりました。
30数億円の赤字を計上した日本銀行出身の社長を更迭して東邦銀行元専務の加藤容啓社長を金融庁の行政指導で招き入れ、経営再建を図っていましたが、一向に収益改善が為されないのみならず、銀行の生命線とも言える自己資本率の大幅な低下にも見舞われているようです。財務諸表等の決算書を精査した結果、収益力が回復せず赤字経営からの脱却が不可能と判断されたようです。
そのことから、島根銀行などと同様に「継続企業」からの脱落を認定され、更に「余命一年六ヶ月」と宣告されたようです。
これはもう、経営破綻・デフォルトする前に預金の引き出しをするしかないですよね、余命宣告を出した週刊ダイヤモンド社さん!くわばらくわばら。
(投稿ネーム:これじゃあ取り付け騒ぎが起きても不思議じゃない!)
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危うい銀行の最右翼と言われていた福島銀行も、ワースト1と言われた島根銀行が吸収されてしまってからは、今後はマジで危ないと言われ始めていましたね。ところがこのご投稿をいただいた矢先に、福島銀行もSBIホールディングスの業務提携を受けるという報道発表が出ました。業務提携と言えば聞こえが良いですが、福島銀行は約11億円の出資を受け、SBIは議決権ベースで2割弱を握る筆頭株主となりますから、倒産こそ無くなったものの、行員達は大変な思いをすることになりそうです。SBIホールディングスは全国の地銀と資本提携する「連合構想」を掲げていますから、まずビリッケツの方からどんどん吸収されていくのは、お定まりの流れという事になるのでしょう。
<「投稿サイト」編集部>