価格カルテルが公然と執行されている伊達市の工事入札。

独占禁止法で禁じられている業者間の「価格カルテル」が、公然と行われているという事実が伊達市の入札結果から判明いたしました。公正取引委員会は談合防止ガイドライインとして、95%以上の落札率は「談合」に該当するとの行政指導の中で、今年1月にJH高速道路の災害復旧緊急道路舗装工事で談合があったとして、日本鋪道・前田道路・日本道路など大手舗装会社12社を「独禁法」違反容疑で排除勧告を行いました。97%から98.5%の落札率で談合があったと正式に認定を受けたものです。ところが、伊達市の工事落札率はそれら大手舗装会社の落札率をはるかに上回る99.1%から100%までと限りなく「工事予定価格」の満額に近い価格で落札されています。

また、JH談合の幹事会社のように多田建設伊達支店・伊東土木・井上建材等が、落札件数、落札率が特に高いことから、これらの会社が幹事会社として組織的に「価格カルテル」を行ってきたと見られています。

そして、伊達市の指名業者数は、同規模市町村の入札と較べて5社から7社と少なく、彼らに追随している山崎組・酒井東栄・渡辺工務店などでも100%落札を連発していることから、これら企業間で慣れあい談合が行われてきたことは間違いありません。彼らはいずれも仁志田昇司市長の後援会会社であることから、官側からの情報漏洩が常に行われていた官製談合の疑惑もぬぐいきれません。

誰が価格漏洩していたかって?それは秘書課内にマイカップを持ち込んで、毎日、鴫原貞男副市長室でお茶を飲みながら密談を繰り返していた、井上建材の井上要社長の存在を考えれば、答えは言わなくとも分かりすよね。

この井上建材から約100m程離れたところに多田建設伊達支店がありますが、取締役高城幸雄営業本部長は本社よりも井上建材に日参し、次の入札の御指南を受けているとか。それは多田建設が落札した工事の下請けに井上建材が入ったり、井上建材が落札した工事と逆に多田建設が下請けに入ったりと、不思議な関係を続けていることで、良く分かります。本社の婿社長が昼はパソコン、夜は飲み屋のお姉さんにうつつを抜かしていることを良いことに、伊達支店はやりたい放題。多分、タクティクスの次号が発行されれば、これまでの流れから公正取引委員会も動かざるを得ないだろうから、これまでの官製談合が白日のもとに晒されるのも時間の問題でしょう。

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次号は伊達市の本当の浄化のために鴫原副市長と井上要氏の関係に言及するだけではなく、このようなとんでもないカルテルに加担してきた多田建設をはじめ、伊東土木等にも斬り込んで行きたいと考えています。
<「投稿サイト」編集部>