オオバと国交省に家を壊されてしまいそう…。

伊達市堂ノ内地区でイオンモール北福島(仮)オープンに向けた造成工事が行われています。開発工事全般の設計を行ったコンサルタントのオオバは、敷地面積約22haに対して、簡易なボーリング調査をたったの5~6ヵ所実施しただけで、地盤調査を終了してしまったということが関係者の話から伝わってきました。

建設予定地は一面が田んぼで、昔は河川が流れていた土地だったと聞いています。表土は粘土質で水はけが悪いうえに、20㎝位下層になると砂質で軟弱な地盤であることを知っていながら地盤改良などを一切行わずに造成工事を進行していると言うのです。その結果、地震がきたのでは?と思えるくらいの揺れが続きました(体感で震度3程度の揺れに感じました)。

ある日、外に出て家の周りを見たところ、根本建設のバックホーが物凄く乱暴な工事をしていました。そして、地面のアスファルトに複数の地割れが起きていることに気付き、隣の工事が原因ではないかと心配に思い、工事関係者に話を聞きました。根本建設は国交省が発注したライト工業の下請けとして、阿武隈川から掘削した土砂を堂ノ内に搬入、敷ならし、締め固めをしているとの説明でした。

後日、国交省福島河川国道事務所伏黒出張所の菊地所長に家に来て実際にどのくらい揺れるのか、また、地割れを確認してほしい旨を伝えたところ、根本建設は菊地所長が発注した阿武隈川掘削工事の元請けライト工業の下請けとして堂ノ内敷地内で工事を行っていることは認めたものの、一言の謝罪もなく「私に言われても対応しかねる。そういった話は施行者である土地区画整理組合まで問い合わせてほしい。」と全くもって無責任な対応でした。

組合に被害状況を説明し、オオバが実施した地盤調査結果の開示と、厳正な地盤調査を行うことを要望しましたが、未だに明確な返答を頂くことはできません。毎日、家が壊されてしまうのではないかと不安で夜も眠れません。黙って泣き寝入りしろとでもいうのでしょうか。誰か助けてください。

(投稿ネーム:ヘルプミー!)

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イオンモール開発が25年の年月を経て動き出した背景には、洪水対策としての阿武隈川緊急治水プロジェクトが関係しているようです。

国交省は伊達市堂ノ内の22haもある田んぼに目を付け、イオンモール開発のための造成工事をお題目として、伊達市と協議のうえ、阿武隈川掘削残土を無償で提供することにして、処分場として利用しようとしたと言われています。しかし、洪水対策が必要なのは分かりますが、個人の住宅を犠牲にすることは許されないことです。

オオバの地盤調査が手抜きだったことにより、田んぼの表土を剝ぎ取らずに盛土を行った結果、昨年末からの大雪の影響で水が抜けず、排水路、水はけ改善の暗渠パイプの設置工事、更には一度埋め立てした土砂を掘り起こして乾かすなどの追加工事が必要となり、大幅に費用がかさみ、工期が遅れる見込みのようです。手抜きはいけないという悪い見本ですね。

近隣住民の理解、協力がなければ、今後も工事を予定通りに進めることは難しいと言わざるを得ない状況のようです。

<「投稿サイト」編集部>