阿武隈川の4つの橋が通行止めになるなんて…

3月16日深夜に発生した最大震度6強を記録した大地震の影響で、阿武隈川に架かる県北地区の4つの橋が通行止めになるという大惨事となりました。

一番悲惨なのは国道399号に架かる伊達市箱崎の伊達橋です。大きな揺れにより橋脚の繋ぎ部分は30㎝離れたため、仮復旧も困難なようで、根本的に橋の建て替えを検討しないといけないのではと言われています。昭和42年に完成という古い橋のため問題は大きいようです。

その下流に位置する大正橋は、道路部分が大きく損傷しましたが、突貫工事により仮復旧し、現在は通行可能となっています。更にその下流の伊達崎(だんざき)橋はこれも古いことから以前から架け替えが検討されていましたが、その前に壊れてしまった形です。その後にも昨年2月の地震によって壊れた昭和大橋がありますが、ようやく修理が終わって開通式が予定されていましたが、修理した箇所がまた壊れてしまったという笑えない話になっています。

福島市鎌田に位置する月の輪大橋は道路部分が陥没するという問題が発生したものの、これは道路部分であったため緊急対応がなされて、一時片側通行となったもののすぐ復旧しました。

このような状況で、多くの伊達市民が阿武隈川を越えるためには、限られたルートの道路を通行するしかなくなりました。これまで簡単な移動であった距離が大きく迂回しなくてはならない状況です。毎年、このような大型地震がきたのではたまったものではありません。いつまで、こうした問題に振り回されていくのか、ガッカリしています。

(投稿ネーム:地震よ、もういい加減にして!)

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今回、大きく壊れた伊達橋は、国道399線という伊達市にとって重要な生命線です。色々な情報が寄せられてきますが、大型ショッピングモールで建設中のイオンモール北福島にも大きな影響が出そうだという話も伝わってきています。この辺も含めて、本誌では取り上げてみたいと考えています。

<「投稿サイト」編集部>