笑えない福島県の緊急避難メール送信ミス。

昨日、吾妻山の避難誘導訓練のメールが来て、通常とは違う着信音に驚きました。他にもそういう方が多いのではないでしょうか。噴火警戒レベル2の、山形県と福島県にまたがる吾妻山の噴火に備えた避難誘導訓練で、福島市内にのみ送るはずだった訓練用緊急避難速報メールを、沿岸10市町にも送るミスがあったと福島県が発表しました。

メールは昨日の午前10:24頃、吾妻山の火口近くで行われた避難誘導訓練に合わせて福島県が福島市内全域の大手3キャリアの携帯電話に発信したわけですが、これが必要のない沿岸部の10市町にも送られたわけですね。

必要なメールが届かないというミスよりはマシですが、ただ関係のない人達、それも4年が過ぎたとはいえ、まだまだ大震災の心の傷が癒えない人達に緊急避難速報メールはちょっと笑えないですね。おまけに、訓練に伴うメール配信を事前に告知していなかったため、福島市に苦情や問い合わせが数件寄せられたとか。県庁で記者会見した県危機管理部の玉根吉正政策監は「県民に不安と心配を掛け、大変申し訳ない」と謝罪したそうですが、やはり震災以降、災害に対して敏感な福島県民にもっと配慮が必要だったのではないでしょうか。

以前、仙台市でも事前告知はあったのかわかりませんが、訓練用の緊急地震速報メールが配信され、電源をオフにしていない携帯電話、いわゆるマナーモードでも緊急音のような音がなり、学校や会社で音が鳴り響いたとか。いざという時の為の緊急避難メールは必要ですが、まだまだ配信為の模索が必要と感じました。

宮城県と山形県にまたがる蔵王山でも警戒レベルが引き上げられました。こちらも訓練用メールなどが配信されるような場合は、今回の福島県のようなミスはしないでほしいものですね!!

—————————————–
今はお年寄りでも携帯電話を持っている時代です。メールの送信など出来ない方もいますが、そんな方にも緊急避難メールは来ます。緊急時は便利ですがこれが誤配信だとなると、びっくりして寿命が縮まる思いをした方も多かったのではないでしょうか。こういうミスはあまり笑えませんね。
<「投稿サイト」編集部>