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福島県における小児甲状腺がんの多発、「県民健康調査検討委員会」星北斗氏は座長再任からたった2ヵ月後に自民党から参院選に立候補⁉

この度、自民党県連からの推薦で参議院選挙に出馬することが決定している星北斗氏ですが、2013年、山下俊一氏から引き継いで、福島県医師会副会長を務めると共に医師会から推薦される形で県民健康調査検討委員、そして委員の互選で座長(任期2年)を4期8年にわたり務めていました。更に、2021年10月15日に開催された第43回福島県「県民健康調査検討委員会」において、5期目となる座長に再任されました。

この再任から僅か2ヵ月ほど経過した12月18日、自民党福島県連からの要請を受け、第26回参院選福島選挙区における自民党公認として立候補を表明しました。

2121年10月15日の時点で、福島県の甲状腺がんは293名(第43回県民健康調査検討委員会)、東電原発事故前の2010年度までの小児甲状腺がんの発症率は人口100万人あたり0.5人(世界標準)だったと言われています。しかし、それから10年後の2021年度では、福島県下の18歳以下、30万人の子供たちの甲状腺を直接検査してところ、約300名もの甲状腺がん患者が発見されています。100万人に0.5人の発症率とされている小児甲状腺がんが、ここ福島県では30万人で300名、100万人あたりにすれば、実に世界標準の2,000倍もの発症率となっています。

これを見ただけでも、福島県の発症率はとんでもない数字になっていることは明らかです。それにもかかわらず、星北斗座長は「原発事故とは何の関係もない。たまたま検査機器の性能が上がったことで、発見する必要のない甲状腺がんまで発見されただけで、放置しても何の問題はない。」という信じがたい強弁を続け、東電原発事故との因果関係を否定し、「甲状腺がん検診は必要なかった=原発事故放射能汚染は甲状腺がんとは無関係、東電には何の責任もない。」と決めつけてみせたのです。

このように、東電と組んで原発事故の影響を隠ぺい、歪曲、否定し続けてきた可能性が高い星北斗氏が、自民党福島県連公認で次期参院選に出馬するのです。これで批判が起きない訳がないと思うのですが、いかがでしょうか?

(投稿ネーム:異常な数値は何故?)

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本誌では「夜の県庁」シリーズを連載していますが、この記事に登場する郡山市選出の佐藤憲保県議と星氏は、コロナ禍前までは郡山駅前の夜の歓楽街でいつも一緒だったそうです。その関係もあって自民県連推薦という形になったと言われています。

この投稿は、私学関係の方が寄せてくれたものですが、毎年、担当者を交えて、この件に関して星座長に質問を続けてきたそうです。誰が見ても、甲状腺がんの発生率は異常な高さと言わざるを得ません。いつか本誌でも取り上げてみたいテーマです。

<「投稿サイト」編集部>